【鮭児】
その名の通り鮭の子どもですが、1万匹に1匹と言われるほど滅多に見つかりません。
ロシアのアムール川に帰るはずのシロザケが迷って北海道で水揚げされたもので、脂肪が20~30%ほどある脂ののった鮭です。
見分け方は、プロがお腹を割いて確認する以外ありません。見た目も若干の特徴はありますが、それだけでは怪しい部分もあります。
素人には見分けられないので、羅臼漁業協同組合が認定した鮭児タグの付いたものを買うようにしましょう。でないど偽物の鮭児を掴まされても分かりません。
その他の方法では、プロの仕入れ業者や漁業のメルマガに登録してください。鮭児が獲れたら、メールで連絡をくれるサービスもあります。
10万円ぐらいの値がつくことも多いですが、すぐに売れるので早い者勝ちです。
【岩茸(イワタケ)】
標高の高い山の崖に生育する苔の一種です。
表が黒く、裏が白い茸で、稀少なことからとても高額で取引されています。
もちろんスーパーなどに流通することは無く、専門家が採取して、高級店などに卸しています。
1年で1mmほどしか成長しないこと、収穫量が少ないこと、岩場の崖という採取が困難な場所に出来ることから、高級品となっています。
中国産は若干安めですが、国産品は稀少で、最も多く採取されるのは長野県です。
癌を抑制する効果があるとのことですが、残念なのは、余り味がないので、値段に見合うほどの満足感は得られないことです。
【ブドウエビ】
このブドウエビは、稀少なだけでは無く、味も絶品です。
生きているときは赤く、死ぬと紫のぶどう色になることからブドウエビと呼ばれています。
甘みが強くとても美味しいのですが、漁獲量が少なく、エビ籠で獲るか底網漁などでかかる時があります。
北海道や青森県が産地で、北海道の羅臼町が一番漁獲高が多いようです。
旬は7月~9月なので、その時期に北海道に行けば、食べられる可能性が高いと思います。
もちろんそれは伝説のグルメではなく、希少価値があってなかなか見かけることの出来ない食べ物です。
地域限定、期間限定、数量限定など運にも左右されるようなグルメに巡り会うことがあります。 珍しい魚介やずば抜けて糖度の高い果物、稀少な種類の稀少な部位肉など流通することの無いレアなグルメを味わってください。
このような幻のグルメは、大量生産では無いため、地元で消費されることが多く、ネット以外では手に入らないものが多くなっています。